メイド in Trouble!!!
―――――
「はぁぁぁ…」
あたしの深いため息が、いつもの通学路に響く。
朝といい、昼間といい、今日はなんだかおかしい。
見知らぬ人に、いきなりぺったんことバカにされるやら、キスを迫られるやら。
今まで地味~に、堅実~に生きてきたというのに、どう間違えたら、こんな展開になるんだろうか。ホント、どうにかしてる。
あたし、なんかしたっけか?日頃の行いは、そんなに悪くないはずなんだけどなー。
そんなことを思いながらとぼとぼ家路を歩いていると。
「じゃあこれ。今日の分のお金ね」
「ああ」
「また、来週。電話するわね」
「…」
何やら艶っぽい会話が、耳に飛び込んできた。
「……?」
声の方を見ると。
目の前には、高級ホテル。高そうな服に身を包んだ大人の女の人と、赤いスポーツカー。
もう一人は、真っ白な肌に、さらさらした黒いショートカットが印象的な、端正な顔立ちの女の子。
そして、女の人が女の子にキスをしようと…
って、あの子、男の子?
小柄で華奢な体つきで、女の子みたいな顔だけど、亮二と同じ制服だし…。間違いなく男の子、だよね。
ってか、亮二と同じ制服?ということは、中学生じゃないの…?!
「はぁぁぁ…」
あたしの深いため息が、いつもの通学路に響く。
朝といい、昼間といい、今日はなんだかおかしい。
見知らぬ人に、いきなりぺったんことバカにされるやら、キスを迫られるやら。
今まで地味~に、堅実~に生きてきたというのに、どう間違えたら、こんな展開になるんだろうか。ホント、どうにかしてる。
あたし、なんかしたっけか?日頃の行いは、そんなに悪くないはずなんだけどなー。
そんなことを思いながらとぼとぼ家路を歩いていると。
「じゃあこれ。今日の分のお金ね」
「ああ」
「また、来週。電話するわね」
「…」
何やら艶っぽい会話が、耳に飛び込んできた。
「……?」
声の方を見ると。
目の前には、高級ホテル。高そうな服に身を包んだ大人の女の人と、赤いスポーツカー。
もう一人は、真っ白な肌に、さらさらした黒いショートカットが印象的な、端正な顔立ちの女の子。
そして、女の人が女の子にキスをしようと…
って、あの子、男の子?
小柄で華奢な体つきで、女の子みたいな顔だけど、亮二と同じ制服だし…。間違いなく男の子、だよね。
ってか、亮二と同じ制服?ということは、中学生じゃないの…?!