猫とボク。
猫パンチなら良く聞くけど、猫キックに倒れるボクってどうよ!
というか、飼い主を蹴飛ばす猫ってどうよ!
そんなことを思っても、やっぱりタマは可愛いから、すぐに許しちゃうボク。
自分の部屋で課題をやっていたら、とんとん、と肩を叩かれた。
タマに。
器用なことに、椅子の背に飛び乗って、ボクの肩を叩いたらしい。
「ん?」
「お腹がすいたよ~う」
「え、さっきドライフード食べたばっかりじゃん」
「だからね、オレ、おやつが欲しいな~」
「おやつ? 鰹節でいい?」
タマをだっこして、リビングへ向かう。
父さんはテレビのニュースを観ていて、母さんは夕食の準備中。
タテハはまだ帰ってきていない。
ごそごそと、棚や籠を探してみるものの、見当たらない。
「母さん、ボクが買ってきた鰹節、どこ~?」
「タマちゃんがさっき勝手に食べちゃったからもうないわよ~」
「え!」
足元を見れば、大きな目でこっちを見ているタマがいる。
「タマ!? あの徳用大袋、食べちゃったの?」
「にゃん(うん)」
長い尻尾をひゅんひゅんと振って、えらくご機嫌だ。
「もしかして……食べちゃったから次、買って来いってこと?」
「にゃ~ん(そうだよ!)」
すりっと身体を摺り寄せられて、にゃーん、と可愛く鳴かれては、致し方ない。
「母さん、ちょっとスーパーまで行って来る!」
「あら、どうしたの?」
「タマのおやつ!」
「はいはい。アゲハはタマちゃんには甘いわねぇ」
だって、可愛いもん!
というか、飼い主を蹴飛ばす猫ってどうよ!
そんなことを思っても、やっぱりタマは可愛いから、すぐに許しちゃうボク。
自分の部屋で課題をやっていたら、とんとん、と肩を叩かれた。
タマに。
器用なことに、椅子の背に飛び乗って、ボクの肩を叩いたらしい。
「ん?」
「お腹がすいたよ~う」
「え、さっきドライフード食べたばっかりじゃん」
「だからね、オレ、おやつが欲しいな~」
「おやつ? 鰹節でいい?」
タマをだっこして、リビングへ向かう。
父さんはテレビのニュースを観ていて、母さんは夕食の準備中。
タテハはまだ帰ってきていない。
ごそごそと、棚や籠を探してみるものの、見当たらない。
「母さん、ボクが買ってきた鰹節、どこ~?」
「タマちゃんがさっき勝手に食べちゃったからもうないわよ~」
「え!」
足元を見れば、大きな目でこっちを見ているタマがいる。
「タマ!? あの徳用大袋、食べちゃったの?」
「にゃん(うん)」
長い尻尾をひゅんひゅんと振って、えらくご機嫌だ。
「もしかして……食べちゃったから次、買って来いってこと?」
「にゃ~ん(そうだよ!)」
すりっと身体を摺り寄せられて、にゃーん、と可愛く鳴かれては、致し方ない。
「母さん、ちょっとスーパーまで行って来る!」
「あら、どうしたの?」
「タマのおやつ!」
「はいはい。アゲハはタマちゃんには甘いわねぇ」
だって、可愛いもん!