猫とボク。
はぐはぐ、と、茹で上がったホタテの貝柱を食べるタマは、本当に幸せそうで。
「ん~、おれ、幸せよぉ」
「よかったね」
「アゲハも一口喰う?」
「い、いや、ボクはいらないよ」
「そっか」
夢中で食べて、器に残っていた煮汁も綺麗に舐めて。
「ああ美味しかった。ごちそうさまでした!」
せっせとお顔を洗って、満足そうなタマ。
ボクはふと、不安に思った。
これから毎晩、こうやって起こされるのだろうか……。
タマはかわいくて大好きだけど。
ちょっと勘弁……。
「どうする、まだ皆が起きるまで時間あるけど、ボクの部屋来る?」
「いくぅ~」
グルグルゴロゴロと、喉を鳴らしたタマを抱き上げて、ボクはそっと自室へ戻り、再びベッドへと潜り込んだ。
もちろん、
「トイレもおなかも、大丈夫だよね?」
と、確認するのも忘れない。
「うん! おやすみ、アゲハ」
「はい、おやすみ」
これでボクの安眠は約束された。
……はずだった。
「ん~、おれ、幸せよぉ」
「よかったね」
「アゲハも一口喰う?」
「い、いや、ボクはいらないよ」
「そっか」
夢中で食べて、器に残っていた煮汁も綺麗に舐めて。
「ああ美味しかった。ごちそうさまでした!」
せっせとお顔を洗って、満足そうなタマ。
ボクはふと、不安に思った。
これから毎晩、こうやって起こされるのだろうか……。
タマはかわいくて大好きだけど。
ちょっと勘弁……。
「どうする、まだ皆が起きるまで時間あるけど、ボクの部屋来る?」
「いくぅ~」
グルグルゴロゴロと、喉を鳴らしたタマを抱き上げて、ボクはそっと自室へ戻り、再びベッドへと潜り込んだ。
もちろん、
「トイレもおなかも、大丈夫だよね?」
と、確認するのも忘れない。
「うん! おやすみ、アゲハ」
「はい、おやすみ」
これでボクの安眠は約束された。
……はずだった。