猫とボク。
タマはタテハの鼻に前足を乗せ、にあぁ、と小さく鳴いた。
その言葉はボクにとってはかなり嬉しいものだった。
「何、何よ~、にあ、じゃわかんないわよ!」
きーっ、と喚くタテハに、タマもにゃあにゃあと喚き返す。
「にゃーご、うにゃ!(アゲハ、見てないでこのバカタテハに通訳しろ!)」
「おねえちゃん、このバカ猫、何て言ってるの?」
……やっぱり通訳したくないよー。
「さ、さぁ……」
「いいわよ、どうせバカにしてるに決まってるわよ、この猫は!」
「にゃごにゃ!」
「きーっ、得意げな顔しちゃって!」
タマと対等に喧嘩するなんて……ちょっと大人気ないよ、タテハ!
さて今日はいいお天気。久しぶりにガーデニングでもしようかな。
「タマ、お庭出るよ!」
「にゃっ(行くー!)」
タテハとの戦闘をいったん打ち切って、駆け寄ってくる。
庭に出してやれば、クンクンと空の匂いをかぐ。
「もうすぐ、秋だね」
「にゃ……そうだな」
それも、すぐに虫を追いかけ始めて長い尻尾が楽しそうに揺れる。
「タマ、ずっとウチにいろよー」
「ん、いいよー」
その言葉はボクにとってはかなり嬉しいものだった。
「何、何よ~、にあ、じゃわかんないわよ!」
きーっ、と喚くタテハに、タマもにゃあにゃあと喚き返す。
「にゃーご、うにゃ!(アゲハ、見てないでこのバカタテハに通訳しろ!)」
「おねえちゃん、このバカ猫、何て言ってるの?」
……やっぱり通訳したくないよー。
「さ、さぁ……」
「いいわよ、どうせバカにしてるに決まってるわよ、この猫は!」
「にゃごにゃ!」
「きーっ、得意げな顔しちゃって!」
タマと対等に喧嘩するなんて……ちょっと大人気ないよ、タテハ!
さて今日はいいお天気。久しぶりにガーデニングでもしようかな。
「タマ、お庭出るよ!」
「にゃっ(行くー!)」
タテハとの戦闘をいったん打ち切って、駆け寄ってくる。
庭に出してやれば、クンクンと空の匂いをかぐ。
「もうすぐ、秋だね」
「にゃ……そうだな」
それも、すぐに虫を追いかけ始めて長い尻尾が楽しそうに揺れる。
「タマ、ずっとウチにいろよー」
「ん、いいよー」