猫とボク。
ヘソを曲げてはみたものの、タマはタマで、ボクの部屋に入れないのは不便らしくて。
ボクが勉強していたら、カリカリとドアを引っ掻く音がした。
「にあ~ん(アゲハ~ぁ)」
その呼び方で、ボクはピンときた。
これはタテハとやりあって、負けたに違いない!
「どしたの?」
わざと、ドアを開けずに問いかければ、焦ったような鳴き声がする。
「にゃ、にゃ、みぎゃーっ!(タテハっ、タテハがきたー!)」
やっぱりね。
ガリガリとドアを引っかく音がしたかと思うと、タテハの怒声が飛んできた。
「くぉら、タマぁ! 誰がプランターにトイレしていいって言ったの!」
「み、みぃぃ(あ、あはは……)」
「反省した振りしたってダメなんだからね!」
ボク、タテハは猫語が理解できてるんじゃないか、って思うね。
今だって、通訳ナシで、喧嘩が成立してるんだもの。
「タマ、今日は罰として一日お外ね」
「ミギャー……(そんな!)」
この木枯らしが吹き、気温がぐっと冷える中。
お外に出されるなんて、こたつが大好きなタマには耐えられないことで……。
「みあーん、にあーん(ごめんなさぁい)」
ボクが勉強していたら、カリカリとドアを引っ掻く音がした。
「にあ~ん(アゲハ~ぁ)」
その呼び方で、ボクはピンときた。
これはタテハとやりあって、負けたに違いない!
「どしたの?」
わざと、ドアを開けずに問いかければ、焦ったような鳴き声がする。
「にゃ、にゃ、みぎゃーっ!(タテハっ、タテハがきたー!)」
やっぱりね。
ガリガリとドアを引っかく音がしたかと思うと、タテハの怒声が飛んできた。
「くぉら、タマぁ! 誰がプランターにトイレしていいって言ったの!」
「み、みぃぃ(あ、あはは……)」
「反省した振りしたってダメなんだからね!」
ボク、タテハは猫語が理解できてるんじゃないか、って思うね。
今だって、通訳ナシで、喧嘩が成立してるんだもの。
「タマ、今日は罰として一日お外ね」
「ミギャー……(そんな!)」
この木枯らしが吹き、気温がぐっと冷える中。
お外に出されるなんて、こたつが大好きなタマには耐えられないことで……。
「みあーん、にあーん(ごめんなさぁい)」