猫とボク。
春が来た!?
最近、ボクんちのタマは窓辺の日溜まりでじっとしていることが増えた。
「タマ、どうしたの」
「うふ、春の匂いがしてきたね」
「へ? なにそれ!」
「アゲハにも、もうすぐわかるようになるよ」
そんなもんかな?
「くふふっ、そうだよ」
ひゅんひゅん、長い尻尾が揺れる。
実にご機嫌だ。
「にゃ~ん」
「はいはい」
あ、タマは人語を話しているわけではなくて。
ボクが、タマの言葉を理解してるんだ。
この不思議な力は、忘れもしない、二十歳の誕生日プレゼント。
誰からって……タマいわく、猫の神様から、なんだって。
それからおよそ半年が経つけれど。
まだまだボクは、タマに驚かされてばっかりです……。
「タマ、どうしたの」
「うふ、春の匂いがしてきたね」
「へ? なにそれ!」
「アゲハにも、もうすぐわかるようになるよ」
そんなもんかな?
「くふふっ、そうだよ」
ひゅんひゅん、長い尻尾が揺れる。
実にご機嫌だ。
「にゃ~ん」
「はいはい」
あ、タマは人語を話しているわけではなくて。
ボクが、タマの言葉を理解してるんだ。
この不思議な力は、忘れもしない、二十歳の誕生日プレゼント。
誰からって……タマいわく、猫の神様から、なんだって。
それからおよそ半年が経つけれど。
まだまだボクは、タマに驚かされてばっかりです……。