猫とボク。
タマ曰く。
タマは、猫の王族の血を引くのだそうだ。
何処からどう見ても雑種の猫なのに。
王族は、代々両親どちらかの名前を引き継ぐのが決まりらしく。
「オレの父上が白衛門って言うんだぜ。タマはお祖母様、ユリウスってのは、曾祖父様だな」
「へ、へぇ」
「その代々続く名前に、オレの母上様は、ステファンという、大層ありがたい呼び名を加えて下さったのだ」
「はぁ」
「オレの名前は、だから、ステファンだ!」
すてふぁん。
すてふぁん。
タマの本名はステファンです。
なんか、軽く眩暈がしてきたよ。
ボク、まだ夢見てるんじゃないかな。
そんな気分がしてきた。
タマは、猫の王族の血を引くのだそうだ。
何処からどう見ても雑種の猫なのに。
王族は、代々両親どちらかの名前を引き継ぐのが決まりらしく。
「オレの父上が白衛門って言うんだぜ。タマはお祖母様、ユリウスってのは、曾祖父様だな」
「へ、へぇ」
「その代々続く名前に、オレの母上様は、ステファンという、大層ありがたい呼び名を加えて下さったのだ」
「はぁ」
「オレの名前は、だから、ステファンだ!」
すてふぁん。
すてふぁん。
タマの本名はステファンです。
なんか、軽く眩暈がしてきたよ。
ボク、まだ夢見てるんじゃないかな。
そんな気分がしてきた。