猫とボク。
倦怠期にしては、早すぎるだろうし。
一体何があったのか、タマに聞いても、
「何もないよ」
というばかり。
あんまり気になるから。
廊下で日向ぼっこしているタマをスルメでボクの部屋に連れ込むことにした。
というのも。
リビングやお庭の見える廊下だと、ジジの姿を見つけるなり飛び出して行っちゃうから……。
「タマ、ちょっとまってね」
「次、次!」
実はスルメって、猫のお腹を悪くするらしい。
だから、ボクが噛んでやわらかくしたものを食べさせるんだけど。
これが待てないんだな……。
「まだ? まだ?」
足元をぐるぐる回ったり膝に飛び乗ってきたり。
忙しない忙しない。
「はい、どうぞ。よく噛んでね」
「んまーいっ!」
ングングごっくん、と、飲み込んだのを見計らって。
「で? 正直に言ってごらん?」
一体何があったのか、タマに聞いても、
「何もないよ」
というばかり。
あんまり気になるから。
廊下で日向ぼっこしているタマをスルメでボクの部屋に連れ込むことにした。
というのも。
リビングやお庭の見える廊下だと、ジジの姿を見つけるなり飛び出して行っちゃうから……。
「タマ、ちょっとまってね」
「次、次!」
実はスルメって、猫のお腹を悪くするらしい。
だから、ボクが噛んでやわらかくしたものを食べさせるんだけど。
これが待てないんだな……。
「まだ? まだ?」
足元をぐるぐる回ったり膝に飛び乗ってきたり。
忙しない忙しない。
「はい、どうぞ。よく噛んでね」
「んまーいっ!」
ングングごっくん、と、飲み込んだのを見計らって。
「で? 正直に言ってごらん?」