猫とボク。
桜が満開の土手へ着くなり。
「にっ、にあ~ん(タマさん!)」
「にっ、ににゃにゃん(ジジ、待ってたぜい!)」
ボクの腕からするりと抜け出たジジは、シートの上のゲージの中でふて寝をしていたタマのもとへと駆け出した。
「はい、タマちゃん、出ていいわよ」
二匹向かい合って、こつん、と額をくっつけたり、タマがジジの胴体に前足を掛けて仰向けに転がしたり。
緑の草の中を、ころころと転げ回る白と黒。
「ははは、これは見ているだけで飽きないねぇ」
「そうね」
父さんが紙皿を二枚並べて、シーフードを解したものを置いた。
「よしっ、タマ、ジジ、ご飯だよ!」
転げ回っていたタマとジジがピタリと止まり。
「にゃっ!(わーい!)」
「にっ、にあ~ん(タマさん!)」
「にっ、ににゃにゃん(ジジ、待ってたぜい!)」
ボクの腕からするりと抜け出たジジは、シートの上のゲージの中でふて寝をしていたタマのもとへと駆け出した。
「はい、タマちゃん、出ていいわよ」
二匹向かい合って、こつん、と額をくっつけたり、タマがジジの胴体に前足を掛けて仰向けに転がしたり。
緑の草の中を、ころころと転げ回る白と黒。
「ははは、これは見ているだけで飽きないねぇ」
「そうね」
父さんが紙皿を二枚並べて、シーフードを解したものを置いた。
「よしっ、タマ、ジジ、ご飯だよ!」
転げ回っていたタマとジジがピタリと止まり。
「にゃっ!(わーい!)」