猫とボク。
猫かわいがり……?
それでも、タマの好物だとわかった途端、学校帰りにぐるっと遠回りして、スーパーへやってきて。
高級なシーフードを厳選してレジへ持っていくボク。
相当、タマに甘いんだろうなぁ。
「うーん、他に何が好きなんだろ?」
鰹節も好きだって言ってたっけ。
あ、キャットフードも好き嫌いがあるっていってたな。
帰ったら聞いてみよう……って、ボクはやっぱり相当な飼い主バカに違いない。
だって、すっごくおいしそうに食べるんだもん!
ぐるにゃ~ん、と、満足そうに鳴いて、顔を洗ってる姿が観たいんだもん!
「ただいま~」
「おかえりなさい。あら、シーフードばっかりこんなに、どうしたの」
「半分は人間用だけど、半分はタマが好きな……いやっ、好きかなぁ、と思って……」
後半、言葉が詰まっちゃったけど、母さんは、何も思わなかったみたい。
ほっ。
「ところで、母さん、タマは?」
「あなたの部屋で日向ぼっこしてるわよ」
「よっしゃあ!」
「アゲハ、その掛け声はなんですか」
母さんが何か言ってるけど、気にしない気にしない。
タマがボクの部屋で寝てるなんて珍しいからね。
いつもは、アゲハの部屋か、父さんの書斎なのに。
起こさないよう、そっとドアを開けて……。
いた。
ベッドの上で丸くなって、重ねた前足の上にあごを乗せて寝ているタマが。
「ふふ、可愛い……」
高級なシーフードを厳選してレジへ持っていくボク。
相当、タマに甘いんだろうなぁ。
「うーん、他に何が好きなんだろ?」
鰹節も好きだって言ってたっけ。
あ、キャットフードも好き嫌いがあるっていってたな。
帰ったら聞いてみよう……って、ボクはやっぱり相当な飼い主バカに違いない。
だって、すっごくおいしそうに食べるんだもん!
ぐるにゃ~ん、と、満足そうに鳴いて、顔を洗ってる姿が観たいんだもん!
「ただいま~」
「おかえりなさい。あら、シーフードばっかりこんなに、どうしたの」
「半分は人間用だけど、半分はタマが好きな……いやっ、好きかなぁ、と思って……」
後半、言葉が詰まっちゃったけど、母さんは、何も思わなかったみたい。
ほっ。
「ところで、母さん、タマは?」
「あなたの部屋で日向ぼっこしてるわよ」
「よっしゃあ!」
「アゲハ、その掛け声はなんですか」
母さんが何か言ってるけど、気にしない気にしない。
タマがボクの部屋で寝てるなんて珍しいからね。
いつもは、アゲハの部屋か、父さんの書斎なのに。
起こさないよう、そっとドアを開けて……。
いた。
ベッドの上で丸くなって、重ねた前足の上にあごを乗せて寝ているタマが。
「ふふ、可愛い……」