corpse warrior
「伊織っ」
自分の名前を呼ばれ顔をあげると、青髪の男が立っていた。
「篝」
「時間だ。行くぞ」
「…あぁ」
そばに置いていた刀を手に取り、立ち上がる。
「伊織、しんどそうだけど大丈夫?」
「屍の身だ。そんな感情は消滅した」
茶髪の女が心配そうな顔をするのでそう返してやった。
そう、ここは死後の世界(デッドワールド)。
肉体から離れた魂に疲労感などありえない。
食欲や睡眠欲などは存在しているが、
生きている者との決定的な違いは【死なない】ということ。
いくら殺されてもまだ役目のある魂は消滅しない。
つまり役目を果たせば嫌でも消滅する。
するときはいくらしたくなくてもしてしまう。
それがこの世界で主と誓いを交わした者たちの運命なのだ。
自分の名前を呼ばれ顔をあげると、青髪の男が立っていた。
「篝」
「時間だ。行くぞ」
「…あぁ」
そばに置いていた刀を手に取り、立ち上がる。
「伊織、しんどそうだけど大丈夫?」
「屍の身だ。そんな感情は消滅した」
茶髪の女が心配そうな顔をするのでそう返してやった。
そう、ここは死後の世界(デッドワールド)。
肉体から離れた魂に疲労感などありえない。
食欲や睡眠欲などは存在しているが、
生きている者との決定的な違いは【死なない】ということ。
いくら殺されてもまだ役目のある魂は消滅しない。
つまり役目を果たせば嫌でも消滅する。
するときはいくらしたくなくてもしてしまう。
それがこの世界で主と誓いを交わした者たちの運命なのだ。