あしたの。
未定



「っ、先生ぇー!!」

「海月(みつき)、どうしたの?」



保健室にはいつも変わらず笑顔が。



「っ、もう無理!!」

「どしたよー?」



っ、せんせ……!



「みつきー?」



う゛…ズルズルッ


ポイッ

出てくる鼻水の処理を困ってた私に箱ティッシュが飛んできた。


相変わらず雑だよっ、

けど優しくて…



「…何があったの?」

「あいつに“お前の責任だ”って言われて
私、どうしたらいいか…」



私の学校の中の唯一の逃げ場所、保健室。

ちなみに“あいつ”とは私のクラスの使えない担任。


クラス委員なんてやんなきゃよかった…!

私、頑張ってるのに…!


先生に説明してみるけど…
言葉になってるのかな?
ううん、なってないよね、絶対に。



「海月…」



今の顔はやばいって。

涙と鼻水でぐしゃぐしゃ。


ぶひっー!
思いっきり鼻をかむ。

これも先生しかいないからできる事。



「担任は海月になんて言ったの?」





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