あしたの。



鼻で笑われたよー!?

初めてだよ、私!



「そうなんですか、私はもう大丈夫ですので、」



変な敬語になっちゃったし…

とにかく、ベットから立ち上がろう。
そこから考え…………。あれ


体が重い?動かない?

泣きすぎ…?女の子の日だったから…?



「大丈夫?立てる?ほら」

「あ、ありがとうございます」



優しいですね!あなたは!

よし。
せっかく手を貸してくれるんだ、素直に…



「あ、れ?」



しまっ…。体が横にかたむく。

やばっ!た、おれる………っ



「……??」



痛みに耐えるべく閉じていた
目を開けるとさっきの男の人の顔が。


うえ!?近い近い!!



「ふーん…?」



ふーん?え、なに?

っていうか離れましょうか、一端。ね?



「君、顔に出すぎだよ。…誘ってるの?」



顔に?
私があなたを誘うって?

勘違いにも程があるってのー!

でも背中にはふかふかのベットがあって、
抜け出そうにも抜け出せないんですよねー



「真面目そうな君が積極的って」



は?何を?ムカつくからクスクス笑うな!腹立つ!



「俺が格好良いからってね…、押し倒されたいの?ん?」

「いや、あの」



なんですか?このナルシスト。





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