君は僕を好きになる。
薄々気づいてはいたけど、僕と平岡さんの間には「日直」というものがない限り、本当になんにもないんだと感じた。
特に話すことはないけれど、放課後はなんとなく喋ってるから普段の平岡さんをみると何だか変な光景に見えてくる。
朝、目を合わせても、お互いお辞儀をし合うだけで挨拶なんてない。
黒板を消すのだって平岡さんがやってしまうし、雑用もあまりない。
休み時間に話すなんてまずないし。
ただ放課後にか教室に残ってポツポツと会話をしながら日誌を書くだけだ。
そんなことを思いながら、日直を一緒にやって2日が過ぎた。
今日で4日目。
明日で平岡さんとの日直が終わる。