君は僕を好きになる。


それでも、好きなんだ。

彼女の宣言通り、僕は君を好きになった。



「高城くん」


でも、ここからどうしたらいい?
僕には未知の世界なんだ。


「明日で日直おしまいだね」


告白なんて、僕にできるのだろうか。

でも、明日が過ぎて来週になったら、また接点のない元の関係に戻る。きっと。



それでも、この気持ちをなかったことに出来るとは思えないんだ。



17歳。好きになった人は美人な一匹狼。

でも特別な存在になった。



小さな恋の蕾に、花が咲くのはいつだろう。





< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop