君は僕を好きになる。
それでも、好きなんだ。
彼女の宣言通り、僕は君を好きになった。
「高城くん」
でも、ここからどうしたらいい?
僕には未知の世界なんだ。
「明日で日直おしまいだね」
告白なんて、僕にできるのだろうか。
でも、明日が過ぎて来週になったら、また接点のない元の関係に戻る。きっと。
それでも、この気持ちをなかったことに出来るとは思えないんだ。
17歳。好きになった人は美人な一匹狼。
でも特別な存在になった。
小さな恋の蕾に、花が咲くのはいつだろう。