としサバ
 「嬉しいの。話を聞いてもらえるだけで」
 「また、逢ってくれる?」


 「いいよ」


 「私今位の時間」
 「ここのチャットルームに遊びに来るわ」


 「オーケー」
 「また いろんなこと語り合おうよ」

 
 「今度はキリマンのこと話してね」
 「わかった。じゃ、さよなら」


 「バイバイ」


 雫は晴れ渡った青空のような気分で、チャットルームを出た。

 キリマンはいい人だ。

 ネットを通してこんな素晴らしい出逢いがあるなんて、信じられない。



 雫はキリマンに、また逢いたいと思った。







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