としサバ
雫が黒板の前から立ち去ると、今度は葵たち3人が、急いで黒板の前に行った。
3人は、手分けして落書きを消し始めた。
保は雫を見て、左手でOKのサインを出した。
それを見て、雫はにっこりと微笑んだ。
張り詰めた空気の中で算数の授業が始まった。
授業が終わるや、葵たち3人は肩を寄せ合って語り始めた。
「葵、雫の携帯、どうするん」
みちるが葵に尋ねた。
「まだ、動かへん。動くのは、結婚式が終わってからや」
「結婚式が終わったら」
リンが葵を見ながら言った。
「先生に見せに行くまでに、うちが行動する」
「行動って」
「うちが雫の携帯を隠してやる」
「盗むの」
「いいや、ちょっとの間、隠すだけや」
「わかった」
「わかった」
みちるとリンは同じ事を言った。
3人は、手分けして落書きを消し始めた。
保は雫を見て、左手でOKのサインを出した。
それを見て、雫はにっこりと微笑んだ。
張り詰めた空気の中で算数の授業が始まった。
授業が終わるや、葵たち3人は肩を寄せ合って語り始めた。
「葵、雫の携帯、どうするん」
みちるが葵に尋ねた。
「まだ、動かへん。動くのは、結婚式が終わってからや」
「結婚式が終わったら」
リンが葵を見ながら言った。
「先生に見せに行くまでに、うちが行動する」
「行動って」
「うちが雫の携帯を隠してやる」
「盗むの」
「いいや、ちょっとの間、隠すだけや」
「わかった」
「わかった」
みちるとリンは同じ事を言った。