としサバ
 「それから、どうしたの」

 遠藤先生は冴えない顔で、さらに質問をした。


 「吉岡君が皆から冷やかされて可愛そうなので、私がそれを止めに入りました」

 「7人はどう反応した」

 「男子生徒4人は渋々、自分の席に戻りました。しかし、女子生徒たち3人は、私の事を生意気だと言い、喰って掛かったのです」

 「・・・」

 遠藤先生が溜息を付いた。


 「そして、私のスカートの中に手を入れ、私のパンツを吉岡君にはかせるからと、脱がせにかかりました」

 「止めに入ったあなたに、そんな事までするの。それにしても、ひどいわね。そして、最後には、吉岡君と今野さんは、結婚させられるはめになった訳ね」

 「そうです。次の日に黒板に姉パンツ、死神、熱愛中って落書きされ、傘マークの中に二人の名前が書かれたのです」




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