としサバ
 (キリマン、本当にありがとう。キリマンといろんな事を話し合えて、とっても楽しかったよ。我ままや、生意気なことばかり言って、本当にご免ね)


 (キリマンとネットで言いたい事が言い合えるなんて、私は奇跡だと思うよ。奇跡だからこそ、私はこの出会いを大切に思っていたわ)


 (私にはお兄ちゃんがひとりいるのだけど。キリマンの事、もうひとりのお兄ちゃんだと、私は思っていたよ。だから、言いたい事を言ったり、喧嘩もしたり出来たと思うな)


 (一つだけ心残りがあるのは、キリマンがどんな人か、実際にこの目で確かめたかった事かな。でも、知らないから、良かったかもしれないね

 (お互い会って、イメージが違い過ぎるのも困りものだしね。だから、阪神梅田駅で会えなくって、正解だったかな)


 (・・・)



 (私は、もう少ししたら、死ぬかもわからない・・・)



 (理由は言えないけど、私なりの考えがあってね。もしも、死んだら、キリマン、私の事を覚えていてね。生きていたら。それは、生きてみないとわからないな)


 (キリマン、いい仕事が見つかるといいね。私も祈っているよ。では、これでここには来れなくなるかもわからないけど)



 (私はキリマンのこと永遠に忘れないからね。それだけは、わかってね。
じゃ、体に気をつけて。あばよ、キリマン)





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