としサバ
 「メッキーはどの沿線が近いの」

 「駅名までは言えないけど」
 「阪神が近いかな」

 「じゃ 阪神梅田駅はどう」
 「いいよ」


 「都合がいいのは いつ」


 「日曜日の2時位かな」


 「じゃ 今週のの日曜日の午後2時」
 「阪神梅田駅の中央出口」
 「駅長室の前辺りで」


 「わかったよ」
 「約束だから行くよ」


 「それでは 日曜日」
 「楽しみにしているよ」


 「バイバイ」


 信彦は目印を聞きたかったが、聞けば自分も言わなければならないので、わざと聞かなかった。

 
 年齢を聞いているのと、いろいろ会話しているので、何となくメッキーだとわかるのではないか、と信彦は思っていた。





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