としサバ
「ジャッキー」
ピョロロロン。
シャターの切れる音がした。
「ありがとう。君、いま何と言ったの」
「ジャッキー」
雫はゆっくりと言った。
「ジャッキーか。ごめんごめん。写真どうもありがとう」
「いいっトラ」
そう言うと、雫は立ち去った。
「ジャッキーか。メッキーに聞こえるなんて、どうかしているよ」
信彦は先ほど撮った携帯の写真を確認した。
「それにしても可愛い子だな」
それからも、信彦は辛抱強く待ち続けた。
時計は、2時30分を少し過ぎている。
ついに、メッキーは現れなかった。
雫はジャガースファンの前で相変わらずポーズを作り、愛嬌を振りまいている。
「メッキー!」
ざわめきの中で、雫の甲高い声が響き渡った。
ピョロロロン。
シャターの切れる音がした。
「ありがとう。君、いま何と言ったの」
「ジャッキー」
雫はゆっくりと言った。
「ジャッキーか。ごめんごめん。写真どうもありがとう」
「いいっトラ」
そう言うと、雫は立ち去った。
「ジャッキーか。メッキーに聞こえるなんて、どうかしているよ」
信彦は先ほど撮った携帯の写真を確認した。
「それにしても可愛い子だな」
それからも、信彦は辛抱強く待ち続けた。
時計は、2時30分を少し過ぎている。
ついに、メッキーは現れなかった。
雫はジャガースファンの前で相変わらずポーズを作り、愛嬌を振りまいている。
「メッキー!」
ざわめきの中で、雫の甲高い声が響き渡った。