Northern part of Hiroshima story

ちょっと野蛮な先輩…初めて触れた異性の存在


それからも…

イタルは

よく私を遊びに誘ってくれた。

恐ろしくイカつい

そして…やかましいシャコタン!!

イタの相棒だ。

あの車

私最初は衝撃を受けたものの

以降はすっかり慣れて段々とハマり

ドライブを思い切り楽しませてもらって

た。


いつもの週末ドライブに出かけた2人…

その日は

車で片道約20分ぐらいの少し距離を隔てた

隣市まで。

とあるショッピングセンターにて

買い物をした私たちはその後

駐車場に戻り

車の中で雑談…くだらないお喋りを

しながら笑って楽しく

会話してた。

が…それがふと止まった…

イタルの表情が

急に大真面目になる。

「…いずみ?お前彼氏いんのか?」

「え…?」

「男だよ!!」
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