恋愛革命2☆君の笑顔
彼の家は、鮮明に覚えてた。

あの日、一人で向かったときのような不安は、無い。

手を握っていてくれる、ハギがいる。

ちょっと遠いのに、迷わず向かってくれてる田代君が居る。

当たっていて欲しくは無いけど・・・

美里がそこに居る確信があった。






「ここ」

貸家が並ぶ一帯。

一番奥が、彼の家だ。

車を止めて、急いで向かう。

ドタン!!

なにかがぶつかる音。

「ヤダ!!助けて~!!」

美里の声だった。

乗り込もうとした私を止めて、ハギは玄関を叩いた。

「すいませ~ん」

静かになった。

「開けてもらえますかぁ~?」

数秒置いて、ゆっくり玄関が開いた。
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