恋愛革命2☆君の笑顔
「お姉ちゃん!!!」

美里が裸足のまま、飛び出してきた。

それを追いかけてきた、元彼。

「ハイ、ストップ~」

止めたのは、田代君だった。

息切らしてる。

泣き止まない美里を見る田代君の顔は、明らかに怒ってる。

「なにしたんですか?」

こんな時にも敬語を使っちゃう田代君。

顔と全然合ってないですけど・・・

「とりあえず、お邪魔しますか」

ハギと田代君に両腕を掴まれ、そのまま家の中へ。

「大丈夫?」

「・・・・うん」

震える美里の肩を抱きながら、家に入った。
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