Secret Prince[短篇]
Yuji
◆Side Yuji
2話目
「裕二っ!プール行こっ♪」
「は?」
まだ肌寒い4月。
馬鹿なことを言い出した俺の彼女。
久々の1日休み、家でゴロゴロしたいと思ってた俺。
「…めんどくせぇ」
タバコに火を付けながら、テレビのスイッチを付ける。
「ゆうっ!行こうよー」
「あー?」
小さい体で俺に体当たりする梨華。
弱っ…
スルーし続ける俺に痺れを切らした梨華。
「…もう、いいっ!友達と行くもん!」
バシっと最後の一撃を俺に与えて、携帯を開く。
ったく。
「もしもし、奈緒ー?プール行かない?」
行ってやるよ、そう言おうと振り返った、
時には梨華はダイヤルを回してしまっていた。
「やったあ!え?健達も一緒?…別に良いけど」
ぴくっ
微かに聞こえた、健という男の名前。
友達?
男も一緒?
2話目
「裕二っ!プール行こっ♪」
「は?」
まだ肌寒い4月。
馬鹿なことを言い出した俺の彼女。
久々の1日休み、家でゴロゴロしたいと思ってた俺。
「…めんどくせぇ」
タバコに火を付けながら、テレビのスイッチを付ける。
「ゆうっ!行こうよー」
「あー?」
小さい体で俺に体当たりする梨華。
弱っ…
スルーし続ける俺に痺れを切らした梨華。
「…もう、いいっ!友達と行くもん!」
バシっと最後の一撃を俺に与えて、携帯を開く。
ったく。
「もしもし、奈緒ー?プール行かない?」
行ってやるよ、そう言おうと振り返った、
時には梨華はダイヤルを回してしまっていた。
「やったあ!え?健達も一緒?…別に良いけど」
ぴくっ
微かに聞こえた、健という男の名前。
友達?
男も一緒?