Secret Prince[短篇]
ありえねぇ
プール=水着
無理だろ。
「ちょっと貸せ。」
楽しそうに笑いながら計画を立てる梨華から携帯を奪う。
「悪いけど、梨華は俺と行くから。」
ぷつっ
それだけ言うと電源を切る。
「ちょ、裕二っ!行かないって言ったじゃん!」
俺から携帯を取り替えし、睨む。
いや、
行く気全く無かったけど、状況が状況だし。
「気が変わった。」
「もー!意味不明っ!」
頬を膨らまし、怒る梨華を準備させ、車に押し込む。
「つか、梨華泳げるの?」