Secret Prince[短篇]
手が届きそうなギリギリのところで、梨華を引っ張る。
「…普通転ぶ?」
「裕二!」
腕を引っ張り立ち上がらせる。
そして転んだ衝撃で落としたと見られるタオルを渡す。
「…なんだ」
俺を見るなり、男は俺達の横を通り過ぎた。
やっぱり、ここ危険じゃね?
「早く行こーっ!」
全く気にしない梨華は、でかいプールを見て一人ではしゃいでいた。
なんか俺、余裕ねぇな…
「…水着、似合ってんじゃん。」
「え…あ、ありがとっ//」
でも露出度強すぎ。