Secret Prince[短篇]
「んっ……」
軽いキスを梨華に落とす。
「続きは、出てからな。」
「……もー、馬鹿ぁ…」
結局、余り泳がずプールを後にする俺ら。
彼女に嵌まる、24歳サラリーマンってのも、別悪くねぇよな?
「…ゆう、大好きっ」
「そんなこと言ったら、今日も寝かせねぇよ?」
赤くなる彼女を鼻で笑い、車を走らせる。
二人きりになれるところを目指して。
「梨華、愛してる。」
「……っ////」
今日も夕日が綺麗だ。
end