Secret Prince[短篇]
「…嘘。病人、襲ったりしねーよ。」
私の肩を押し、寝かす。
「お前が寝るまでいるから。」
「……うん。」
なんだ、
しないんだ。
少しがっかりしている私。
なんた嫌だ//
「ふっ。んな顔して、梨華もヤりたかったんだろ?」
「ち、違う!」
ちゅっ
裕二が私の額にキスを落とす。
「治ったら、いくらでもシてやるよ。」
「〜〜っ////」
「今は寝ろ。」
頭を一回優しく撫で、裕二が私の隣に座る。
「おやすみ。」
「……おやすみ。」
目を閉じると私はすぐに夢の中に落ちた。
目覚めた隣には裕二の姿はなく、紙が一枚。