警視庁捜査一課の事件録
「女ばっかり集まって、
ここはお茶会か何かか?」


「なっ!!!」


零が体を乗り出すと、
潤子が零を制した。



「おいおい、野蛮やなぁ~。
加地、おまえちゃんと教育してるのか?」


「すいません。」


潤子は素直に謝った。


「潤子さん!!」


零はそれに納得いかない。



「どんな色気を使ったのか知らんけど、
よくもまぁこんなに・・・
しかも関西弁ばっかり。
頼むから足だけは引っ張るなよ?」


「はい、わかってます。」


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