スパイ少女の恋愛!?

私の部屋


「たっだいまぁー♪」

 スキップしながらバックを振り回していたら誰かの頭にあたった。

「あ、あら。史織(しおり)帰ってたのね。」

 えっ!ぶつかったのはお母さんだったの!?

「ごめんなさい!」

 そう言うとなぜか笑われた。

「えっ?どうしたの…?」

 本気で疑問だった。

「あぁ、なんか大きくなったなぁって。私もよくスキップしながら帰ってきたしね。」

 そっかママ達にも私達ぐらいの歳の時があったんだよね。

 グレちゃえば良かったのに…。

「それより、史織は部屋に帰ってなさい」

 どうしたんだろ?まあいいや、部屋行こ。

 言われた通り部屋へ向かう。

 別に言うこと聞いてる訳じゃなくて部屋に帰りたいだけだからね。 
 
 私の部屋につながる階段を上る。

「ガチャっ」

 へ?私の部屋に誰かいるの?
 
 ど、どちら様!?
 
 そーっと部屋のドアの隙間から中をのぞくと…。 

「史織ちゃんが帰って来るまでに終わらせるぞ~!」

 という誰かの声。

 その声と共に中から沢山の人の声が聞こえる。

 なにがあったの!?



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