また、明日。【完】





そして、お母さんは言ってくれた。




「自分のしたいように生きなさい。それが一番だよ」




お母さんも、そうしてきたのだろうか。


思い通りにならないことなんて、沢山あったはずなのに。


それでも。

そう想えたのだろうか。




「お金も住む所も甘えていいんだよ。大切な娘なんだから」




優しさが染みる。

何も出来なかったから、それくらいはね、と。

小さく言った声が、とても優しかった。





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