また、明日。【完】





最初に病院に着いたのは私だったようだ。

主治医の先生と看護婦さんに呼ばれて、一人でナースステーションに入った。




聞いたのは絶望的な内容だった。




お母さんの命は消えかかっていた。


病室でお父さんやおばあちゃんを待つ。

ここから車で4時間程離れた場所にいるお兄ちゃんも、もうすぐやってくる。




病室のお母さんは青ざめた顔をして、必死に呼吸をしていた。





< 33 / 78 >

この作品をシェア

pagetop