また、明日。【完】





住職のご好意で、お母さんは内裏と呼ばれる普段は結界のある場所に棺を置かせていただいた。



普通ではあり得ないことだった。


住職は笑って




「お母さんのためなら。」




と言ってくれた。

小さい頃から変わらずにあるその笑顔に、とても嬉しくなった。





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