また、明日。【完】





散々泣き喚いたぼやけた頭で、お母さんの棺に花を添えた。




その顔は、やっぱりとても穏やかで。


やっと、不自由な身体から解放された。


そんな安堵感もあるように想えた。




胸元に光るマリッジリングが、お父さんを好きな証。

一緒に入れられた日記帳たちは、家族のしるし。



その気持ちも一緒に連れて逝って。


お願い。





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