また、明日。【完】





京都が好きだった私のお母さん。

大学時代、いつも一人で京都旅行に行っていた私。




『いつか一緒に行きたいよね』と。

言った時に一緒に行けば良かった。






『いつか』は必ずやってくるのだ、と。

そんな過信をしていた。

『いつか』なんて、やってこないのだと、知らずに。




『今』をもっと。

大切にしてあげればよかった。





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