オベロンの赤い花
カラーン…カラーン…カラーン…
住んだ空に鐘の音が響きわたる。
たくさんの人々の歓声ともに起こる祝福の声。
城の方から聞こえます。
その鐘の音に不安を覚えたのかペセディアは泣き出してしまいました。
「ねぇ…マクアリーナさん。」
「はい。」
「パパ…私のこと嫌いになったのかなぁ?」
「いいえ、王妃様だって王様だってペセディア様のことが大好きですよ。」
「ウソだよ。ウソ。迎えにくるって言ってずっと待っているんだよ?」
「それは今王国は悪い妖精たちと戦っているんです。ですから安全なこの場所に…。」
「もう!マクアリーナはおんなじことしか言わないんだから。」
そう言いペセディアは耳をふさぎ、森の奥へと走ってゆきました。
しばらく走った後ペセディアはとぼとぼと歩いていました。
シクシクシク…
「~♪」
シクシク…
「~~~♪」
「?」
気がつくと、森の奥からとても素敵な歌声が聞こえます。
「森の泉・・・あ・・・あれ・・・妖精・・・かなぁ?」
そこには羊のような羊毛に覆われた体にこうもりのような羽、きらきら光る大きな目の不思議な生き物がいたのです。
その生き物からはなんとも幻想的な歌声が放たれていました。
住んだ空に鐘の音が響きわたる。
たくさんの人々の歓声ともに起こる祝福の声。
城の方から聞こえます。
その鐘の音に不安を覚えたのかペセディアは泣き出してしまいました。
「ねぇ…マクアリーナさん。」
「はい。」
「パパ…私のこと嫌いになったのかなぁ?」
「いいえ、王妃様だって王様だってペセディア様のことが大好きですよ。」
「ウソだよ。ウソ。迎えにくるって言ってずっと待っているんだよ?」
「それは今王国は悪い妖精たちと戦っているんです。ですから安全なこの場所に…。」
「もう!マクアリーナはおんなじことしか言わないんだから。」
そう言いペセディアは耳をふさぎ、森の奥へと走ってゆきました。
しばらく走った後ペセディアはとぼとぼと歩いていました。
シクシクシク…
「~♪」
シクシク…
「~~~♪」
「?」
気がつくと、森の奥からとても素敵な歌声が聞こえます。
「森の泉・・・あ・・・あれ・・・妖精・・・かなぁ?」
そこには羊のような羊毛に覆われた体にこうもりのような羽、きらきら光る大きな目の不思議な生き物がいたのです。
その生き物からはなんとも幻想的な歌声が放たれていました。