Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「今日はありがとうございました」
「うん。あっ、恭介に電話してやって。アイツ、たぶんヤキモキしてるだろうから」
「はい」
タクシーが走り出すのを見送って部屋に―
はぁ~
やっぱり疲れてる。
ベッドにドサッと倒れ込んだ。
あっ、電話しなきゃ。
♪♪♪
あっ、携帯
液晶画面を見ると、社長
「はい」
「帰ってんのか」
「はい、今帰って来ました」
「ん。明日迎えに行くから」
へっ?
「社長、遠回りになりますから私一人で行きます」
「俺が迎えに行くつってんの。大人しく待ってろ」
「は、はい」
逆らっても無駄だ。
「明日から、一緒に住むから」
「えっ?」
「荷物纏めとけよ」
「あ、明日からですか?」
「お前の親と俺の親も認めたからな」
「……」
「何か文句あるか?」
「…ありません」