Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「水野」
「はい」
「大丈夫だよな、高藤」
「大丈夫だと…思いますが。私も出来るだけフォローはします」
「ホントなら水野にやってもらうのが一番なんだがな」
水野なら優秀だし、充分務まるとは思うんだが…
「短期間なら我慢しますが…」
超優秀な水野をもってしてもこうだ。
「特に結婚したばかりで馴れないところに、会社でストレス溜めるのは申し訳ないですがお断りしたいです」
はっきり引導を渡された。
「責任は感じますから高藤さんの後見はします」
「うん、頼む」
「明日…辞令ですか?」
「あぁ、高藤がぶっ倒れないよう見てやってくれ。来週空いてる時間に引き継ぎを」
「はい」
「…水野」
部屋を出て行こうとしてるのを止め
「さっきちょっと気になったんだが」
「私もです」
水野が笑う。