Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「タイのプーケットに行くことにしたから…お前、パスポート持ってっか?なかったら、沖縄にすっから」
相談なんて全く無し。
勝手に決めてんだもん。
「持ってます」
「ん。…何か機嫌悪い?」
別に悪くはないけど
「ん?どうした」
抱きしめて
「ん?」
「ヒ、ヒャッ!」
耳たぶ…噛まれた。
手は首筋辿ってるし…
ゆ、誘惑しようとしてる。
「だ、だって…恭介さんが」
「俺が?どうした?」
唇は耳から首筋に移ってる。
「か、勝手に…決めたから」
首筋から顔を上げ、私を見て
「前に『恭介さんが行きたい所が私の行きたい所』って云わなかったっけ」
「……」
「ん?」
た、確かに…
私の額に額をくっつけ
「俺の奥様は物忘れがひどいな」
「恭介さん…」
「クククク…」
キスされた。