Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「明日から正式にお前の秘書になる高藤だ」
「た、高藤志織です。宜しくお願いします」
「新人だからって甘やかさないからな」
「は、はい」
「水野」
「はい」
先輩が慌てて入って来る。
「今日のうちに子猿に引き継ぎしといてくれ」
「…はい」
…こざる?
「あ、あの」
「ん?」
「すみませんが、私の苗字は『こざる』ではなく 高藤ですが」
誰かと勘違いしてんのかしら?
社長が何か不思議な物を見るように私を見て
「…クッククク…ハハハ…」
へっ?
「ハハハ…」
副社長?
「フフフ…」
えっ、先輩迄笑いを抑えようとしてるけど…
一体何が可笑しいんだろう?