Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「あ、あの」
「ん」
「わ、笑わないで下さい」
「何が?」
恭介さんは意味が分からずぽかんとしてる。
「み、瑞穂さん」
「瑞穂?瑞穂がどうかしたのか?」
「み、瑞穂さんが…用意して下さった下着…二組とも」
「ん」
「は、派手すぎて」
「……」
あ~恥ずかしい。
思わず恭介さんの胸に顔を埋めた。
「要は下着が派手だから俺に見られたくないってことか」
コクリと頷く。
「クッ!クッククク…」
へっ?
な、何がおかしいの?
顔を上げると
「クククク…ハハハ…」
「き、恭介さん、おかしくないです。笑わないで」
「わ、悪い。ハハハ…」
まだ笑ってるし。
「恭介さん」
だんだん腹が立ってきた。
「瑞穂が云ってたのはこのことだったんだな」
「えっ?」
瑞穂さんが何を。
「誠が持って来て後から瑞穂からメールがあった」
「メールですか?」
「あぁ。『兄さん、今日の志織ちゃんはいつもとは違うから。お楽しみに』って」
み、瑞穂さん、冗談は止めて下さいよ。