Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「私は幸せですね」
「ん?」
「こんな素敵な旦那様がいて優しい家族や会社の人達に囲まれて」
「そのわりには俺のことを『俺様』呼ばわりしてる」
「フフフ…恭介さんは『俺様』でもいいです」
「ん?」
「だってそれが恭介さんですから」
「……」
「ね?」
「フッ だな」
恭介さんが私にキスを
「恭介さんも幸せですね」
「ん?」
「私と結婚できて」
「クククク…それにどう答えればいいんだ?」
「素直に『幸せだ』って云ったらいいんですよ」
「クククク…ハハハ…俺よりお前の方がよっぽど厚かましいな」
恭介さんの頬に
チュッ!
キスをして耳元で
「厚かましい私は嫌いですか?」
「いいえ、お好きです」
唇に唇が触れる寸前
「私は俺様恭介様が大好きですよ」
唇が…重なった。