Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
部屋に戻り仕事をしていると
コンコン!
「はい」
「失礼します」
水野か。
「いいのか、あっちは?」
「社長からの書類です。目を通して欲しいと…返事をもらって来いと」
「アイツと高藤二人で大丈夫か?」
「はぁ、何とか…また子猿って呼んで怒らせてますけど…」
「うん?」
「何か…社長 楽しそうです」
「水野もそう思うか?まっ、真っ向からアイツに歯向かう奴なんて今までいなかったからな、珍しいんじゃないか?それがまた高藤みたいな子だからよけいに」
「そうですね。高藤さんの社長評価は完全に下がりましたけど」
「その方がいい。もう秘書になったんだ。化けの皮は早いうちに剥げた方が高藤の為だ」
水野が可笑しそうに
「今までみんなで社長から隔離してましたもんね」
「あぁ」
入社早々アイツの化けの皮が剥がれたら、秘書にって云った時点で逃げ出したろう。