Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
夕食を終えて
恭介さんは書斎で仕事
後片付けをして、ソファに座って考える。
おせち料理もしなきゃいけないけど…
やっぱり誕生日よ。
土曜日なら…
お正月に出掛けないし
なら!
自分の部屋に入り、パソコンを立ち上げる。
――
―
うん、これでいこう。
サプライズよ。
で、でも…嫌だって云ったらどうする?
いや、何が何でも嫌とは云わせない。
説得あるのみよ。
「おい」
「あっ、はい」
部屋から出て
「まだ、風呂入ってなかったのか?」
「恭介さん 先にどうぞ。まだ、ちょっと」
「ん?何をしてんだ?」
「あっ、その…おせち料理の…」
「フッ そっか!無理すんなよ」
頭をくしゃと撫でて
「風呂入って来る」
「はい」
あ~ばれなくてよかった。
後はプレゼントね。
やっぱり何か身につけてくれる物がいいしなぁ。
う~ん
そうだ!
時計ってどうかな?
時計なら着けるよね。
恭介さんがしてるような高級なのは買えないけど…
お休みの日にとかにしてもらえるようなカジュアルな時計
うん、そうしよう。
やっと決まった。
これで少しは気が楽だわ。