Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
休みの最終なので道路が込むかと思ったけど、下りだからまだ、大丈夫。
明日の帰りがちょっと心配だけど…
暫く走らせて…海岸通りに出た。
何処へ行くのかと思ってた様子の恭介さんも
「…ん?」
分かったかしら?
「ちょっと早いけどお昼にしましょう」
着いた場所は―
恭介さんお勧めの…お蕎麦屋さん。
私にとっての思い出の場所。
「此処か」
「はい」
お店に入って注文する。
「今日は思い出を辿るツァーです」
「思い出を辿るって…まだ、半年位しか経たないじゃないか」
「もう半年ですよ」
「ん?」
「色々あった半年…長いような短いような…もう一回あの時に戻ろうかなって」