Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
恭介さんは一瞬ドキッとしたみたいだけど
「フッ ならお前が勝ってもいいな」
「えっ?」
チュッ!
頬にキスして
「賭け成立な」
「は、はい。じゃあ、行きますね」
「ん」
信号が青になり、車をスタートさせた。
5月とは違い、日が沈むのが早い。
恭介さん有利かしら。
――
―
「私の勝ちでしたね」
ホテルの駐車場に車を停めたその時に、沈んだ。
「同時だから、引き分けだ」
「引き分けですか?」
私の勝ちだと思うんだけど…
「引き分けだ」
「…は~い」
「ん、何?その文句ありそうな顔は?」
ヒ、ヒェ~
「も、文句ありません」
「ん」
ホテルにチェックインして部屋へ―