Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
ガチャッ!
「お待たせしました」
「!…」
フフフ… 驚いてる。
「恭介さん」
「……」
あれ?
「き、恭介さん?」
「あ、あぁ。…ど、どうしたんだ?」
どうしたって…
「これ、恭介さんがクリスマスプレゼントに下さったワンピースと靴とバッグです」
黒に見えそうな深い蒼のワンピース
結構体にピタッとしてるから、ちょっと恥ずかしいのよね。
それに併せてサファイアのネックレスとイヤリング
「いや、それは分かってっけど」
やり過ぎたかしら?
け、ケバいかしら?
「いや、子どもが大人に化けたな」
ば、化けたぁ?
し、失礼な!
「クククク…膨れんな」
「……」
せっかく恭介さんの為におめかししたのに。
軽く
チュッ!
「綺麗だ」
そっと腕を差し出して
「奥様、お手をどうぞ」
は、恥ずかしい
「ん」
「は、はい」
腕を取って部屋を出た。