Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「貴女は綺麗だし、大人だし私より、よっぽど恭介さんにお似合いだと思ったら何か…いたたまれなくなって」
「……」
「私は、顔も考えも全て子供みたいだし…そ、それに」
「それに?」
「どうしようもなくヤキモチ妬きだし…不安なんです」
「不安?何が?」
「うっとうしい女…重たい女って恭介さんが思わないかって、愛想つかされないかって」
知らぬ間に泣いていた。
ハンカチを渡してくれ
「馬鹿な娘ね。そんなこと思う訳ないでしょう…あのね、人はね誰かを本気で愛したら嫉妬深くなるの。不安になるの。それにまだ、貴女達は結婚してって云うか、付き合ってそんなに経ってないんでしょ?当たり前のことなの。藤倉さんもきっと一緒よ。貴女を誰よりも何よりも愛していて片時も離したくなくて…あの人の方が嫉妬深いわよ、きっと」
「…ヒック」