Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「またお前は…今度は何泣いてんの?」
えっ?
「や、やだ。泣いてる…」
知らぬ間にまた涙が零れる。
「ん?」
「フフフ…な、何でだろ?か、勝手に涙が…」
「涙が勝手に零れるのか?フッ お前、そんだけ泣くと水分不足になんぞ」
「フフフ…ヒック…そ、そうかも」
私の手からグラスを取り上げ、フォークでイチゴを取り出し
「ん」
「えっ?」
「ほら食わせてやっから…口開けろ」
「……」
「ほら」
慌てて口を開ける。
と
イチゴをほり込まれた。
「美味いか?」
「は、はい」
「ん…ほら」
もう一個イチゴを…
恭介さんはシャンパンを飲みながら、私にイチゴを食べさせてくれた。